■ 2006/04/08■
マンガ、『帰蝶』2Pアップで首巻ノ壱『蝮の娘』終了です。
短いようで長い序章の序章を読んで下さってありがとうございました!!次回は……首巻ノ弐です;
やっと、『織田信長』という名前が登場しました!!よかったぁ……予告通り出ました!!名前だけだけど……;
言い訳はたくさんございます。が!
中でも一番は、帰蝶が嫁ぐことになった発端になっただろう戦いについて……
この戦い、実は美濃vs尾張の戦いではございません。
美濃vs尾張・越前・近江の戦いでございました。
何と!斉藤道三は、織田・浅井・朝倉連合に勝ってしまうわけなのです!!スゴイです!!さすが、美濃のマムシと異名をとるだけのことはあります!!
が、ここで私にとって大いなる問題が……
「何で勝った武将が、人質よろしく愛娘を嫁に出すんだ?」
この時代、作中で帰蝶もいっている通り、大名の子(特に正妻との間の子)は政略的道具に使われることが多かったわけですが、この疑問にぶつかってもうどれくらいたつかわからないくらい悩んで久しいです。
結果、結論出ず……敢えて考えて「これか?」というものは次回から紹介します(まあ、一般的な考え方だろうと思います)が、それでもどこか腑に落ちず……というわけで実は、無理矢理こじつけて考えてみた今回でした。
「よし、3連合だったことはだこととして、きっと朝倉は見かけだけ!」――きっと違うと思うんだけど……私の妄想の中で、実質、織田・浅井連合に摩り替えさせてもらってます。
そして、重大なのは道三がいっている『武田』の文字。
この時期、武田晴信(後の信玄)は甲斐や信濃――自分の領土の方にかかりきりでした。なので、本当は的確ではありません。
ですが、ここでも無理矢理こじつけました。
いくら、道三と織田信秀が好敵手だからといって、やっぱり、帰蝶が信長に嫁いだことの合点がいかなかったので……なので、この時代好きな方や信長ファンの方など、いろいろあるかと思いますが、ご了承ください。
■ 2006/04/03■
当時、美濃の辺りに雪が降ってて大変!とかそんなことはわかりませんが……今に還元すると、当時の霜月だったら雪OKかなぁと……わかりませんが。
名前だけ登場しました、物凄い有名な戦国武将達です。
当時はまだ各々若かったので出家しておりません。ですので、歴史上物凄く有名な名前では紹介されておりません。相変わらずややこしいです;
「人は石垣人は城」の武田信玄こと武田晴信と『越後の虎』軍神・上杉謙信こと長尾影虎でございます。
武田晴信はもともと甲斐守護の家柄ですが、上杉謙信はこの時まだ関東管領上杉家を相続しておりませんので、長尾さんです。
今後実際登場するか未定ですが、帰蝶にとっても間接的に関わってくる御仁達です。ある意味そりゃそ〜だぁ、なのですが……そこまで話続くんだろうか!?
■ 2006/04/02■
とうとう出て参りました、帰蝶にとって最も重要な人物の登場です!!
やっとだよ……わかってたけど、本気でやっと出て来てくれたよ……待ってたよ、長々とこいつはもう……(←個人的愚痴;)
もんの凄く地味ィな挙句に、相変わらず「誰?」というような状態をやらかしていますが……以前言い訳させて頂いた通りの理由です。
この人が、この戦に出ていたかどうか、私の知る限りの記述には載っていません。しかし、彼の三番家老がこの戦いで命を落とします。他の理由とも含め、この戦いに彼は参加し、しかし大事な人物なので父親の側近くにいただろうと推測しております。
――というわけで、こんな感じです(戦場面も物凄い割愛の仕方をしました;)。
さりげなく『名前』が出ている今回だったりしますし、次かその次だったかな?に確実に彼のフルネームが登場します。ってももう、おわかりの方ばかりだと思いますが☆
■ 2006/04/01■
小春ちゃんが何気に帰蝶に聞いておりますが、実はこのお話、逆Vr.の伝説なのか噂なのかはあります。
十兵衛氏の初恋の人が帰蝶だった!?というものなのですが……ふたりの歳の差は、実は約10歳です。
帰蝶の母・小見の方という人は美濃一の美女という話もあった人らしいので、帰蝶もかなりの美人だったという話のようですが……10も年下の女の子が初恋って、いくら何でもそりゃロリだろ……と思うのは駄目ですか?
帰蝶が他家へ嫁いだために傷心で流浪の旅に出てそこで史実に登場みたいな話になっていくとかあるようですが……事実はどうなのでしょう!?
ちなみに、私のお話では初恋云々は置いておいて、別に傷心で旅に出ることはないんじゃないかと思います。っていうか、帰蝶が主人公だから、十兵衛のそこまで描くかどうか、ねぇ……
■ 2006/03/27■
管理人、あんまり戦国時代の礼儀作法については詳しいことがわかっておりません。
もともと時代劇が苦手でほっとんど見たことがなく、せいぜいがとこ大河ドラマくらいの知識なもので、とはいえ、時代劇は江戸時代なわけで……もう既に何が何やら状態だったりします。
というわけで、おかしな所作をしていたとしても、そこは大目に見てやって下さいましなのです。
何気にあっさり登場し流れております『裳着』という言葉、辞書で引いていただければわかっていただけると思いますが、現代でいうところの女の子仕様の『成人式』といったようなものです。
平安時代の知識でいえば『腰結い』というものをしたとか。台に乗って後見人となるっぽそうな人が何かやるんじゃなかったっけ?ひとまず、髪型から服装から変わるし、外で遊べなくなるわけです。
男の子仕様の成人式を『元服』というわけですが、これはそのまま髻を結ってみたり、名前が変わってみたり。
当時は今のように全国一斉に二十歳で成人!とかいうのではなく、各々13〜16歳くらいで成人したといいます。
しかも、数え年なわけですから、実質-1歳ということを考えると、かなりはやく大人の階段を登るわけです。
管理人みたいにいつまでたっても精神年齢子供な人種は、こういう時代には絶対生き抜くことができなかったんだろうなぁ……としみじみと思ってみたりします。はふぅ……
■ 2006/03/26■
今回もしかすると、まともに『明智光秀』という名前で出てくる十兵衛氏ですが、今後再び、これだけで出てくるかかなり不安です。
実は、彼に限らず、これまで登場していたりこれからガシガシ登場する予定の武将達、ほとんどがこの不安の範疇にあったりします。
その理由は簡単で、名前は確かに『明智光秀』『斉藤道三』と私達の知る通りの名前なのですが、当時は通り名で呼ばれることが多かったからだったりします。
上記のふたりの場合は、『十兵衛(現時点)』『山城守』です。
今のところ出ている武将で思い出せる人は『織田信秀』ですが、彼は『備後守』とこの時点では名乗っております。
ちなみに、歴史サイトなんかを信秀氏で検索する際は『弾正忠』の方がいいかもしれません。まあ、双方とも検索には出てくると思いますので大丈夫でしょうが。
■ 2006/03/25■
あんまり帰蝶視点のお話って読んだことがない……というか、ほとんど皆無に等しいので、こんな帰蝶でいいのか!?とかなり不安ではありますが、ひとまず、ウチの帰蝶姫はこんな我侭娘です。
挙句に、無駄に知識を持っているようなので、口が減らなそうです。どうやって逸話に持っていくかこんな姫君にしてしまった自分が悪いのですが、思案中……
帰蝶がいっていますが、尾張の兵士はと――っても弱くて有名だったそうです。
何故弱いのか?その理由までは私はわかりませんが、ひとまず、最弱といっていいくらいの弱さを誇っておりました。
しかし、そこに現れたのが、帰蝶の嫁ぎ先の家――父弾正忠信秀は、非常に優秀な武将でした。
ここでいう尾張とはイコール織田信秀を指してさしつかえないです。それくらい、信秀の力は傍系の家柄にありながら強大になっていたわけです。
信秀についても、また機会があったら、ダラダラと語りたいと思います。
■ 2006/03/22■
帰蝶の裳着について……嘘っぱちですよぉ。
彼女のことは、本当によくわかっておりません。なので、いつ成人したかなんてわかるはずもなく……逆にいえば、その辺は描き手のとっても都合よく描かせてもらえるので、「アリか?」ってなもんですが、こんな感じです。
ちなみに、帰蝶の夫は数え年13歳の時に4人の後見人を付けてもらって、お父さんの居城古渡城(現在の東別院)で元服しています。ここで名前も、歴史に登場する名前が付いたわけですね〜♪
あ……今、気付きましたが、このマンガ内での登場人物達の年齢は、全て『数え年』です。実年齢+1歳して下さい。
■ 2006/03/21■
美濃の方でないと、絶対描けないので、「微笑ましい母子」を描きたくて描いてます。
あー……でも、描こうと思えば描けるのか?んー……でも、主人公は帰蝶なので、やっぱり描かないかなぁ……(大きすぎる独り言独り言;)
帰蝶の母は、小見の方といいます。
他に2人だったかな?実母兄弟がいるということです。いずれも……いつか語る機会があるかもしれないしないかもしれません。
小見の方については詳しいことは知りませんが、帰蝶の夫もそれなりに優しく接していたようです――意外!!
■ 2006/03/19■
今回、はじめてのオリジナル・キャラクター登場です!!
その名も「小春」ちゃん――一応、帰蝶にとってのどんなポジションかとかは決めてはあるのですが、お父さんとか決めてなかったり……どうしようかねぇ……
ちなみに、今回も父馬鹿炸裂させてみました。別に道三にこんなイメージはな……くはないかも?
愛娘である帰蝶をよりにもよってとんでもねーところに嫁がせなくてはならなくなる道三入道ではありますが、その前段階として、ここはやっぱり親馬鹿炸裂して頂こうと思いました。
別に「山城道三、娘にかたなしなり」なんて記述があるわけではありません。ただ、婿殿に対してかたなしだっただけです……や、悪いことではないです、決して。
でも、道三の死は婿殿への贔屓目から実の息子を見誤ってしまったか!?という気がしてなりません。
そうそう、忘れておりました。
「十兵衛」氏のフルネームがやっと登場しました!!
そうです、かの有名な奸臣明智光秀でございます。
通称十兵衛(じうべえ)といいます。これは、帰蝶の夫と史実としてはじめて会った時名乗っておりました。ちなみに、幼名は「桃丸」。カワイイですね♪『彦太郎』といったようです。
■ 2006/03/18■
ひとまず、11P目に大ポカをしてみました。読み返して速攻気付いたのですが、後の祭状態だったので、仕方なく、欄外に言い訳を……ちょっと悲しくなりました;
まあ、初っ端から、道三が稲葉山城城主になってたりと嘘ばっかりいってるので、笑って許してやって下さい……というわけにも、後を考えるといえないんですけど、笑ってやって下さい。ハハハハハ〜;
作中に実質、いつ姿が出てくるか……はたまた本当に出てくるかわからない帰蝶の異母兄である新九郎ですが、実際、土岐氏の血筋といわれています。
つまり、この後登場する帰蝶の夫との関連になってくるのですが、この人は家督争いに際して、そういう意味で『親殺し』の異名を持っていません。
『親殺し』で有名な武将といえばやはり……武田信玄でしょうかね?(正確には追放したんだっけ?)
物語上、少なくとも名前は出てきますが、この人も実質、出てくるかどうかは不明です……
■ 2006/03/15■
下の方で、とある人について前半生は謎、と描きましたが、その実、今登場しているキャラの半生も大概わかっておりません。
主人公・帰蝶の父道三は、油売りから転身という話から父が油売りで子が国盗りをしたと様々……って、どっちみち『油売り』!?
帰蝶に至っては、実は生没年があやふやです。一応、通説の1535年生まれをとりました。ちなみに、没年については後日……があれば、そちらにて♪(理由:肝心の人が登場してないため/笑)
■ 2006/03/13■
まだフルネームが登場していないので、未だ「十兵衛って誰だ?」状態の方はいらっしゃるかもしれませんが、まあ本当にそのうち出てきますので、それは置いておいて。
この人の正妻の名前は『煕子(ひろこ)』さんというのですが、この人との馴れ初めには諸説あります。
諸説あるということはつまり、結婚した時期もいろいろ……ということで、今回は、この段階ではまだ結婚していないことにさせてもらってます。あしからず。
■ 2006/03/12■
ひとまず、今回登場した人物の中で、かなり不確定な人がいます。
この人の前半生は実ははっきりしたことがわかっておりません。
なので、ひとつの説としてあるこの物語の主人公の従兄弟説を引用させてもらうことにしました。
え?この人自体がわからない?おいおいフルネームが出てきますので、その時まで楽しみに(?)していていただけると嬉しいです。